こんにちは！食べるの大好き管理栄養士、ぢゃるです🐥
ここでは、「痩せたくて色々なダイエットをしてきたけど続かない…」、「また夜遅くに食べちゃって落ち込む…」といった経験がある方へ、管理栄養士の私が教える、ダイエット成功のコツについてお話します。
日本人のダイエットは老化を進行させている
まずはじめに、“ダイエット”とは、「痩せること」ではありません。英語のdiet、日本語では「食事、健康でいるための規定食」という意味を持ちます。つまり、dietとは単なる食事のことなのです。
ところが日本では、食事を制限したりジムに行って運動したり…「痩せること」、または「痩せるためのプロセス」のことをダイエットと勘違いしている人が非常に多いのです。
無理な食事制限や極端な〇〇だけダイエット、経験はありませんか？？
それ、なんのためにやっていますか？？
もし「綺麗になりたい」、「可愛くなりたい」、「憧れの人に近づきたい」…そんな思いがあって頑張っているなら、
それ、今すぐやめましょう。
無理な食事制限や極端な偏食は当たり前ですが体に負担をかけます。そして体に負担をかけるとどうなるか、、
結論、老化が進みます。
綺麗になるために、可愛くなるために、痩せようと頑張っているのに、体の内側では老化が進んでいるなんて…
信じたくないけど、本当の話です。つまり大事なのは「痩せること」じゃないってこと。
本来の”ダイエット”の目的は「痩せること」ではなく「健康でいること」。これを認識すれば無理なダイエット、なんて言葉がおかしいことに気づくはず。そして頑張って老ける、そんな間違ったダイエットとおさらばしたくなるはずです。
ダイエットを成功させる簡単なコツ！
さて、ダイエットは「痩せること」が目的なのではなく、「健康でいること」が目的であるとお話ししました。
とはいえ、「痩せる＝健康」でなくても、お菓子の食べ過ぎを控えたり、夜食をやめたり、みなさんが瘦せるために頑張っていることは健康のためにも重要なことが多いです。
そこで、いろいろ頑張ってきたけど効果が出ないし、続けるのは難しい…という経験をお持ちの方へ、
当たり前に思えるけれど誰もが見落としている、健康のための食事を続け、100％身体を変えるための「簡単なコツ」をお話します。今まで食事制限や運動は三日坊主に終わってきた…なんて方も、騙されたと思って最後まで読んでみてください。ダイエットを初成功させましょう！
- 減らす前に時間をずらす
- 適度な空腹の時間を作る
- 美味しいものを楽しんで食べる
減らす前に時間をずらす
まずは、食事内容を見直す前に、食事の時間を見直しましょう。
朝昼晩、一日三食食べていますか。
これ、痩せたい、ダイエットしたいという人が多いわりには重要視されていない落とし穴です。なんなら、一日一食ダイエットに成功した、など独自のダイエット法を公開している方もいるくらい。(ここまで読んでくださった方はお分かりいただけるかと思いますが、これ、めちゃめちゃ体に負担をかけます。つまり、体を老化させます。。)
今の自分の食生活を振り返って、朝・昼・夕の食事量はどんな比率か考えてみましょう。
「２：４：４」とか、「０：４：６」とか。色々あると思います。
これを「朝・昼・夕＝４：４：２」にするように心がけてみてください。
難しいならまずは「３：５：２」を目指してみるでも構いません。朝食が０の方は、夕食のうちの１を朝に移すだけでもグッドです◎とにかく、現在の夕食(夜食)の割合を減らして、その分朝食・昼食を増やす、ということです。
そして重要なポイントなのは、一日で食べる量は減らさなくていいということ。
なんかできそうな気がしませんか。これだけでも確実に変わります。
減らす前に、時間をずらしてみるのです。
適度な空腹の時間を作る
三食の間にそれぞれ空腹の時間を適度に作ることは重要なことです。
食事を摂ると、体内に必要な栄養素をとりこむために胃腸をはじめとする各器官が働きます。糖は脳が働くための唯一のエネルギー源であり、食事から摂取することは勉強においても仕事においても超重要事項です。
「朝食を食べる子どもは成績が良い」
「朝食を食べないと午前中頭がぼーっとする」
よく聞く話ですが、脳がエネルギー不足になっていることに原因があるのですね。
さて、食事のあとは血糖値が上昇します。血液中にある糖が増加し、必要以上になると、その分はグリコーゲンという形で肝臓や筋肉に貯蔵されます。そして、貯蔵された糖は空腹時のエネルギー源として使われたり、運動時には筋肉中のグリコーゲンが分解されて筋肉を動かすエネルギーとして利用されます。
ただし、グリコーゲンとして筋肉や肝臓に貯蔵できる量には限界があるため、さらに過剰な分は脂肪に変わります。
空腹がなければどうでしょうか。
食事後に上昇した血糖値が下がらないまま、筋肉も肝臓もグリコーゲンという形で糖を貯蔵している状態であれば、それ以上の糖質は、過剰となり脂肪になるしかないのです。
じゃあやっぱり糖質制限した方がいいの？？
違います。過剰に食べなければいいのです。
…そんなこと言われても、過剰の基準が分からないよ。という方へ、目安をお教えします。その目安こそが、
空腹時間があるかどうか。
おなかが空く前に食べているのであれば、それは余計なものとしてあなたの脂肪に変わっていきます。
三食の間に毎回空腹時間があれば食べたものはしっかりあなたのからだのエネルギー源として使われます。
ですから、しっかり糖質を摂って脳にとっては唯一の、また体全体のエネルギー源として働いてもらう。そして余った糖は空腹時のエネルギー源として利用し、過剰な状態をなくすのです。
もし、「一日三食で間食もしていないのに空腹時間がない」という方がいれば、
それは一食の量が多いという目安であり、そこで初めて食事の量を考える必要があります。
ですから、食事の量を考える前に、空腹時間を作ることを意識しましょう。
食事制限なんて難しいことはその後です！！
美味しいものを美味しく食べる
これは具体的な行動のアドバイスというよりは、意識の話に近いです。
栄養と健康について学んできた私が、世の中の健康意識、ダイエット志向を見て思うのは、「やり過ぎ」ということです。
自分の好きな物を健康に良くないから、体に負担だからといって我慢する必要はありません。
なぜなら、その我慢がストレスなら、それって心を不健康にしているから。
だけど何事も、どんな食べ物も、限度があるとは思います。
だからこそ、本当に美味しいもの、幸せを感じるものを一番美味しく食べるために、無駄な部分を排除しましょう。
「なんとなく口寂しくて、ついつい食べちゃう」
「そんなに好きってわけじゃないけどお得だったからスイーツセットにした」
こういうのを私は、「胃の無駄遣い」と呼びます。
なんだかいつもお腹がいっぱいで、なんだかいつも胃もたれしてて…
こんな時に最高に美味しいものを食べたって、美味しさ半減することは容易に想像がつくこと。
ですから、本当に美味しいものを美味しく食べるために、たいして食べたくないものを辞めるのです。
食べる前、買う前にこれたいして食べたくないかも…と立ち止まってみると、いつも癖で買っていたものが要らなくなると思います。それでも食べたいものは食べていいのです。
でもその代わり、必ず立ち止まること。「これ、本当に食べたいのかな。」と。
食べたくないものを食べなくするだけでダイエットが成功するなら、こんな楽なことないですよね。
でも、実はこんな簡単なことなのです。
簡単なことから始めよう！！
食事制限や食事管理、難しいことは沢山挑戦するのに、もっと簡単なことは見落としがち…。
でも簡単なことの方が体に負担なく、健康への近道であることが多いです。
量は減らさず時間をずらす、空腹時間を作る、食べたくないものは食べない。
まずはここから。簡単だけど継続すれば大きく変わります。一生ものの“健康美人”、一緒に目指しましょう！
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